将棋教室に通うことをおススメする理由
- 2024年12月19日(木)更新
- 将棋教室ガイド
藤井聡太さんの登場で「観る将」が急増
藤井聡太さんの登場により、将棋界はワイドショーやバラエティー番組でも頻繁に取り上げられるようになり、かつてないほどの盛り上がりを見せています。
それによって、将棋のルールを詳しく知らなくても、対局の雰囲気やドラマチックな展開を楽しむ「観る将」と呼ばれる新たなファン層が急増しました。
将棋は競技としてだけでなく、観戦スポーツとしても広く楽しまれる時代になっています。
ちなみに、筆者は子どものころにルールを覚えて少し指していましたが、本格的にハマったのは2011年から開催されたプロ棋士と将棋ソフトが対決する「電王戦」をニコニコ生放送で見たのがきっかけです。
※参考記事
将棋ソフトの進化は将棋界に何をもたらしたか。これまでの電王戦を振り返る
https://www.shogi.or.jp/column/2017/06/post_183.html
「観る将」から「指す将」へのステップアップをおススメする理由
ただ、将棋は観戦するだけでも十分に楽しめますが、自分で指すことができると、その楽しさはさらに広がります。
プロが解説する指し手の意味や戦略を理解しやすくなるため、対局を見る際の感動や興奮が一層増すからです。
藤井総太さんの対局では、2021年の松尾歩八段との竜王戦2組ランキング戦決勝の終盤で指した▲4一銀は「将棋史に残る絶妙手」として、棋士をはじめ多くの人たちから絶賛されましたが、ある程度指せる人だと、より凄さが理解しやすかったと思います。
※参考記事
藤井聡太二冠が竜王戦で指した「▲4一銀」はどれだけすごいのかhttps://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65464
「指す将」になるために将棋教室をおススメする理由
将棋をより楽しむために「観る将」から「指す将」へのステップアップをおススメしますが、本やインターネットの情報だけで将棋のルールを習得したり、上達するのは、なかなか難しいですし、根気も続かないです。
筆者は子どものころにある程度指していたので、定跡書やネットの情報などを参考に自力でアマ二段(将棋ウォーズ)までレベルアップできましたが、ルールを知らなければ、たぶん「観る将」のままだったでしょう。
そんな方には、将棋教室に通うことを強くおすすめします。
教室では、専門的な指導や対局経験を通して、効率的に上達することができ、将棋の魅力をより深く味わうことができるでしょう。
指導対局を受けたあとは、指し手をじっくり解説してもらえることが多いので、ネット対戦や将棋アプリのAIとの対局と違って、何が悪くて何が良かったかを理解しやすいです。
あと、教室に通っている方はやはり「観る将」な方が多いので、将棋の話で盛り上がること間違いなしです。
次回は、将棋教室を選ぶポイントについて、お話します。